商法(海商)穴埋め問題 第三章 運送

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第三章 運送

第一節 物品運送

第一款 総則

第七百三十七条
船舶ノ全部又ハ一部ヲ以テノ目的ト為シタルトキハ各当事者ハ相手方ノ請求ニ因リ書ヲ交付スルコトヲ要ス

①運送契約


第七百三十八条  

ハ傭船者又ハ荷送人ニ対シ発航ノ当時船舶カ安全ニ航海ヲ為スニ堪フルコトヲ担保ス

①船舶所有者

第七百三十九条  

船舶所有者ハヲ為シタルトキト雖モ自己ノ過失、船員其他ノ使用人ノ悪意若クハ重大ナル過失又ハ船舶カ航海ニ堪ヘサルニ因リテ生シタル損害ヲ賠償スル責ヲ免ルルコトヲ得ス


①特約


第七百四十条  

法令ニ違反シ又ハ契約ニ依ラスシテ船積シタル運送品ハ船長ニ於テ何時ニテモ之ヲ陸揚シ、若シ船舶又ハ積荷ニ危害ヲ及ホス虞アルトキハ之ヲ放棄スルコトヲ得但船長カ之ヲ運送スルトキハ其船積ノ地及ヒ時ニ於ケル同種ノ運送品ノヲ請求スルコトヲ得

○2 前項ノ規定ハ船舶所有者其他ノ利害関係人カ損害賠償ノ請求ヲ為スコトヲ妨ケス

①最高ノ運送賃


第七百四十一条  

船舶ノ全部ヲ以テ運送契約ノ目的ト為シタル場合ニ於テ運送品ヲ船積スルニ必要ナルカ整頓シタルトキハ船舶所有者ハ遅滞ナク傭船者ニ対シテ其通知ヲ発スルコトヲ要ス

○2 傭船者カ運送品ヲ船積スヘキ期間ノ定アル場合ニ於テハ其期間ハ前項ノ通知アリタル日ノ翌日ヨリ之ヲ起算ス其期間経過ノ後運送品ヲ船積シタルトキハ船舶所有者ハ特約ナキトキト雖モ相当ノ報酬ヲ請求スルコトヲ得
○3 前項ノ期間中ニハ不可抗力ニ因リテ船積ヲ為スコト能ハサル日ヲ算入セス

①準備


第七百四十二条  

船長カ第三者ヨリ運送品ヲ受取ルヘキ場合ニ於テ其者ヲ確知スルコト能ハサルトキ又ハ其者カ運送品ヲ船積セサルトキハ船長ハ直チニ傭船者ニ対シテ其通知ヲ発スルコトヲ要ス此場合ニ於テハニ限リ傭船者ニ於テ運送品ヲ船積スルコトヲ得


①船積期間


第七百四十三条  

傭船者ハ運送品ノ全部ヲ船積セサルトキト雖モニ対シテ発航ノ請求ヲ為スコトヲ得

○2 傭船者カ前項ノ請求ヲ為シタルトキハ運送賃ノ全額ノ外運送品ノ全部ヲ船積セサルニ因リテ生シタル費用ヲ支払ヒ尚ホ船舶所有者ノ請求アルトキハ相当ノ担保ヲ供スルコトヲ要ス

①船長


第七百四十四条  

経過ノ後ハ傭船者カ運送品ノ全部ヲ船積セサルトキト雖モ船長ハ直チニ発航ヲ為スコトヲ得

○2 前条第二項ノ規定ハ前項ノ場合ニ之ヲ準用ス

①船積期間


第七百四十五条  

発航前ニ於テハ傭船者ハ運送賃ノヲ支払ヒテ契約ノ解除ヲ為スコトヲ得

○2 往復航海ヲ為スヘキ場合ニ於テ傭船者カ其帰航ノ発航前ニ契約ノ解除ヲ為シタルトキハ運送賃ノヲ支払フコトヲ要ス他港ヨリ船積港ニ航行スヘキ場合ニ於テ傭船者カ其船積港ヲ発スル前ニ契約ノ解除ヲ為シタルトキ亦同シ
○3 運送品ノ全部又ハ一部ヲ船積シタル後前二項ノ規定ニ従ヒテ契約ノ解除ヲ為シタルトキハ其船積及ヒ陸揚ノ費用ハ傭船者之ヲ負担ス
○4 傭船者カニ運送品ノ船積ヲ為ササリシトキハ契約ノ解除ヲ為シタルモノト看做ス

①半額②三分ノ二③船積期間


第七百四十六条  

傭船者カ前条ノ規定ニ従ヒテ契約ノ解除ヲ為シタルトキト雖モ附随ノ費用及ヒ立替金ヲ支払フ責ヲ免ルルコトヲ得ス

○2 前条第二項ノ場合ニ於テハ傭船者ハ前項ニ掲ケタルモノノ外運送品ノ価格ニ応シ又ハ救助ノ為メ負担スヘキ金額ヲ支払フコトヲ要ス

①共同海損


第七百四十七条  

発航後ニ於テハ傭船者ハ運送賃ノヲ支払フ外第七百五十三条第一項ニ定メタル債務ヲ弁済シ且陸揚ノ為メニ生スヘキ損害ヲ賠償シ又ハ相当ノ担保ヲ供スルニ非サレハ契約ノ解除ヲ為スコトヲ得ス


①全額


第七百四十八条  

船舶ノ一部ヲ以テ運送契約ノ目的ト為シタル場合ニ於テ傭船者カ他ノ傭船者及ヒ荷送人ト共同セスシテ発航前ニ契約ノ解除ヲ為シタルトキハ運送賃ノヲ支払フコトヲ要ス但船舶所有者カ他ノ運送品ヨリ得タル運送賃ハ之ヲ控除ス

○2 発航前ト雖モ傭船者カ既ニ運送品ノ全部又ハ一部ヲ船積シタルトキハ他ノ傭船者及ヒ荷送人ノヲ得ルニ非サレハ契約ノ解除ヲ為スコトヲ得ス
○3 前七条ノ規定ハ船舶ノ一部ヲ以テ運送契約ノ目的ト為シタル場合ニ之ヲ準用ス

①全額②同意


第七百四十九条  

箇箇ノ運送品ヲ以テ運送契約ノ目的ト為シタルトキハ荷送人ハ船長ノニ従ヒ遅滞ナク運送品ヲ船積スルコトヲ要ス

○2 荷送人カ運送品ノ船積ヲ怠リタルトキハ船長ハ直チニ発航ヲ為スコトヲ得此場合ニ於テハ荷送人ハ運送賃ノヲ支払フコトヲ要ス但船舶所有者カ他ノ運送品ヨリ得タル運送賃ハ之ヲ控除ス

①指図②全額


第七百五十一条  

傭船者又ハ荷送人ハニ運送ニ必要ナル書類ヲニ交付スルコトヲ要ス


①船積期間②船長


第七百五十二条  

船舶ノ全部又ハ一部ヲ以テ運送契約ノ目的ト為シタル場合ニ於テ運送品ヲ陸揚スルニ必要ナル準備カ整頓シタルトキハ船長ハ遅滞ナクニ対シテ其通知ヲ発スルコトヲ要ス

○2 運送品ヲ陸揚スヘキ期間ノ定アル場合ニ於テハ其期間ハ前項ノ通知アリタル日ノ翌日ヨリ之ヲ起算ス其期間経過ノ後運送品ヲ陸揚シタルトキハ船舶所有者ハナキトキト雖モ相当ノ報酬ヲ請求スルコトヲ得
○3 前項ノ期間中ニハ不可抗力ニ因リテ陸揚ヲ為スコト能ハサル日ヲ算入セス
○4 箇箇ノ運送品ヲ以テ運送契約ノ目的ト為シタルトキハ荷受人ハ船長ノ指図ニ従ヒ遅滞ナク運送品ヲ陸揚スルコトヲ要ス

①荷受人②特約


第七百五十三条  

荷受人カ運送品ヲ受取リタルトキハ運送契約又ハノ趣旨ニ従ヒ運送賃、附随ノ費用、立替金、及ヒ運送品ノ価格ニ応シ又ハノ為メ負担スヘキ金額ヲ支払フ義務ヲ負フ

○2 船長ハ前項ニ定メタル金額ノ支払ト引換ニ非サレハ運送品ヲ引渡スコトヲ要セス

①船荷証券②碇泊料③共同海損④救助


第七百五十四条  

荷受人カ運送品ヲ受取ルコトヲ怠リタルトキハ船長ハ之ヲスルコトヲ得此場合ニ於テハ遅滞ナク荷受人ニ対シテ其通知ヲ発スルコトヲ要ス

○2 荷受人ヲ確知スルコト能ハサルトキ又ハ荷受人カ運送品ヲ受取ルコトヲ拒ミタルトキハ船長ハ運送品ヲ①スルコトヲ要ス此場合ニ於テハ遅滞ナク傭船者又ハ荷送人ニ対シテ其通知ヲ発スルコトヲ要ス

①供託


第七百五十五条  

運送品ノ重量又ハ容積ヲ以テヲ定メタルトキハ其額ハ運送品引渡ノ当時ニ於ケル重量又ハ容積ニ依リテ之ヲ定ム


①運送賃


第七百五十六条  

ヲ以テ運送賃ヲ定メタルトキハ其額ハ運送品ノ船積著手ノ日ヨリ其陸揚終了ノ日マテノ期間ニ依リテ之ヲ定ム但船舶カ不可抗力ニ因リ発航港若クハ航海ノ途中ニ於テ碇泊ヲ為スヘキトキ又ハ航海ノ途中ニ於テ船舶ヲ修繕スヘキトキハ其期間ハ之ヲ算入セス第七百四十一条第二項又ハ第七百五十二条第二項ノ場合ニ於テ船積期間又ハ陸揚期間経過ノ後運送品ノ船積又ハ陸揚ヲ為シタル日数亦同シ


①期間


第七百五十七条  

船舶所有者ハ第七百五十三条第一項ニ定メタル金額ノ支払ヲ受クル為メノ許可ヲ得テ運送品ヲ競売スルコトヲ得

○2  前項ノ許可ニ係ル事件ハ同項ノ運送品ノ所在地ノ地方裁判所之ヲ管轄ス
○3 船長カ荷受人ニ運送品ヲ引渡シタル後ト雖モ船舶所有者ハ其運送品ノ上ニ権利ヲ行使スルコトヲ得但引渡ノ日ヨリ二週間ヲ経過シタルトキ又ハ第三者カ其占有ヲ取得シタルトキハ此限ニ在ラス

①裁判所


第七百五十八条  

船舶所有者カ前条ニ定メタル権利ヲ行ハサルトキハ傭船者又ハ荷送人ニ対スルヲ失フ但傭船者又ハ荷送人ハ其受ケタル利益ノ限度ニ於テ償還ヲ為スコトヲ要ス


①請求権


第七百五十九条  

船舶ノ全部又ハ一部ヲ以テ運送契約ノ目的ト為シタル場合ニ於テ傭船者カ更ニト運送契約ヲ為シタルトキハ其契約ノ履行カ船長ノ職務ニ属スル範囲内ニ於テハ船舶所有者ノミ其①ニ対シテ履行ノ責ニ任ス


①第三者


第七百六十条  

船舶ノ全部ヲ以テ運送契約ノ目的ト為シタル場合ニ於テハ其契約ハ左ノ事由ニ因リテ終了ス

 船舶ガシタルコト
 船舶ガ修繕スルコト能ハザルニ至リタルコト
 船舶ガ捕獲セラレタルコト
 運送品カニ因リテ滅失シタルコト
○2 前項第一号乃至第三号ニ掲ケタル事由カ航海中ニ生シタルトキハ傭船者ハ運送ノ割合ニ応シ運送品ノ価格ヲ超エサル限度ニ於テ運送賃ヲ支払フコトヲ要ス

①沈没②不可抗力


第七百六十一条  

航海又ハ運送カ法令ニ反スルニ至リタルトキ其他不可抗力ニ因リテ契約ヲ為シタル目的ヲ達スルコト能ハサルニ至リタルトキハ各当事者ハ契約ノ解除ヲ為スコトヲ得

○2 前項ニ掲ケタル事由カ発航後ニ生シタル場合ニ於テ契約ノ解除ヲ為シタルトキハ傭船者ハ運送ノニ応シテ運送賃ヲ支払フコトヲ要ス

①割合


第七百六十二条  

第七百六十条第一項第四号及ヒ前条第一項ニ掲ケタル事由カ運送品ノ一部ニ付テ生シタルトキハ傭船者ハ船舶所有者ノ負担ヲ重カラシメサル範囲内ニ於テ他ノ運送品ヲ船積スルコトヲ得

○2 傭船者カ前項ニ定メタル権利ヲ行ハント欲スルトキハ遅滞ナク運送品ノ陸揚又ハ船積ヲ為スコトヲ要ス若シ其陸揚又ハ船積ヲ怠リタルトキハ運送賃ノヲ支払フコトヲ要ス

①全額


第七百六十三条  

第七百六十条及ヒ第七百六十一条ノ規定ハ船舶ノ一部又ハ箇箇ノ運送品ヲ以テ運送契約ノ目的ト為シタル場合ニ之ヲ準用ス

○2 第七百六十条第一項第四号及ヒ第七百六十一条第一項ニ掲ケタル事由カ運送品ノ一部ニ付テ生シタルトキト雖モ傭船者又ハ荷送人ハ契約ノ解除ヲ為スコトヲ得但運送賃ノヲ支払フコトヲ要ス

①全額


第七百六十四条  

船舶所有者ハ左ノ場合ニ於テハ運送賃ノヲ請求スルコトヲ得

 船長カ第七百十五条第一項ノ規定ニ従ヒテ積荷ヲ売却又ハ質入シタルトキ
 船長カ第七百十九条ノ規定ニ従ヒテ積荷ヲ航海ノ用ニ供シタルトキ
 船長カ第七百八十八条ノ規定ニ従ヒテ積荷ヲ処分シタルトキ

①全額


第七百六十五条  

船舶所有者ノ傭船者、荷送人又ハ荷受人ニ対スル債権ハヲ経過シタルトキハニ因リテ消滅ス


①一年②時効


第二款 船荷証券

第七百六十七条  
船長ハ傭船者又ハ荷送人ノ請求ニ因リ運送品ノ船積後遅滞ナク一通又ハ数通ノヲ交付スルコトヲ要ス

①船荷証券


第七百六十八条  

船舶所有者ハ船長以外ノ者ニ船長ニ代ハリテ船荷証券ヲ交付スルコトヲスルコトヲ得


①委任


第七百六十九条  

船荷証券ニハ左ノ事項ヲ記載シ船長又ハ之ニ代ハル者署名スルコトヲ要ス

 船舶ノ名称及ヒ国籍
 船長カ船荷証券ヲ作ラサルトキハ船長ノ氏名
 運送品ノ種類、重量若クハ容積及ヒ其荷造ノ種類、箇数並ニ記号
 傭船者又ハ荷送人ノ氏名又ハ商号
 荷受人ノ氏名若クハ商号
 船積港
 陸揚港但発航後傭船者又ハ荷送人カ陸揚港ヲ指定スヘキトキハ其之ヲ指定スヘキ港
 
 数通ノ船荷証券ヲ作リタルトキハ其員数
 船荷証券ノ作成地及ヒ其作成ノ年月日

①運送賃


第七百七十条  

傭船者又ハ荷送人ハ船長又ハ之ニ代ハル者ノ請求ニ因リ船荷証券ノ謄本ニシテ之ヲ交付スルコトヲ要ス


①署名


第七百七十一条  

ニ於テハ船長ハ数通ノ船荷証券中ノ一通ノ所持人カ運送品ノ引渡ヲ請求シタルトキト雖モ其引渡ヲ拒ムコトヲ得ス


①陸揚港


第七百七十二条  

ニ於テハ船長ハ船荷証券ノ各通ノ返還ヲ受クルニ非サレハ運送品ヲ引渡スコトヲ得ス


①陸揚港外


第七百七十三条  

二人以上ノ所持人カ運送品ノ引渡ヲ請求シタルトキハ船長ハ遅滞ナク運送品ヲ供託シ且請求ヲ為シタル各所持人ニ対シテ其通知ヲ発スルコトヲ要ス船長カ第七百七十一条ノ規定ニ依リテ運送品ノ一部ヲ引渡シタル後他ノ所持人カ運送品ノ引渡ヲ請求シタル場合ニ於テ其残部ニ付キ亦同シ


①船荷証券


第七百七十四条  

二人以上ノ船荷証券所持人アル場合ニ於テ其一人カ他ノ所持人ニ先チテ船長ヨリ運送品ノ引渡ヲ受ケタルトキハ他ノ所持人ノ船荷証券ハ其ヲ失フ


①効力


第七百七十五条  

二人以上ノ船荷証券所持人アル場合ニ於テ船長カ未タ運送品ノ引渡ヲ為ササルトキハ原所持人カ最モニ発送シ又ハ引渡シタル証券ヲ所持スル者他ノ所持人ニ先チテ其権利ヲ行フ


①先


第二節 旅客運送

第七百七十七条  
ノ乗船切符ハ之ヲ他人ニ譲渡スコトヲ得ス

①記名


第七百七十八条  

旅客ノ航海中ノ食料ハノ負担トス


①船舶所有者


第七百七十九条  

旅客カ契約ニ依リ船中ニ携帯スルコトヲ得ル手荷物ニ付テハ船舶所有者ハアルニ非サレハ別ニヲ請求スルコトヲ得ス


①特約②運送賃


第七百八十条  

旅客カ乗船時期マテニ船舶ニ乗込マサルトキハ船長ハ発航ヲ為シ又ハ航海ヲ継続スルコトヲ得此場合ニ於テハ旅客ハ運送賃ノヲ支払フコトヲ要ス


①全額


第七百八十一条  

発航前ニ於テハ旅客ハ運送賃ノヲ支払ヒテ契約ノ解除ヲ為スコトヲ得

○2 発航後ニ於テハ旅客ハ運送賃ノヲ支払フニ非サレハ契約ノ解除ヲ為スコトヲ得ス

①半額②全額


第七百八十二条  

旅客カ発航前ニ死亡、疾病其他一身ニ関スル不可抗力ニ因リテ航海ヲ為スコト能ハサルニ至リタルトキハ船舶所有者ハ運送賃ノヲ請求スルコトヲ得

○2 前項ニ掲ケタル事由カ発航後ニ生シタルトキハ船舶所有者ハ其選択ニ従ヒ運送賃ノヲ請求シ又ハ運送ノニ応シテ運送賃ヲ請求スルコトヲ得

①四分ノ一②四分ノ一③割合


第七百八十三条  

航海ノ途中ニ於テ船舶ヲ修繕スヘキトキハハ其修繕中旅客ニ相当ノ住居及ヒ食料ヲ供スルコトヲ要ス但旅客ノ権利ヲ害セサル範囲内ニ於テ他ノ船舶ヲ以テ上陸港マテ旅客ヲ運送スルコトヲ提供シタルトキハ此限ニ在ラス


①船舶所有者


第七百八十四条  

旅客運送契約ハ第七百六十条第一項第一号乃至第三号ニ掲ケタル事由ニ因リテ終了ス若シ其事由カ航海中ニ生シタルトキハ旅客ハ運送ノニ応シテ運送賃ヲ支払フコトヲ要ス


①割合


第七百八十五条  

旅客カ死亡シタルトキハ船長ハ最モ其ノ利益ニ適スヘキ方法ニ依リテ其船中ニ在ル手荷物ノ処分ヲ為スコトヲ要ス


①相続人


 

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