概要
◐◑筆記試験と口述試験がおこなわれる科目です。
◐筆記試験☞配点(20点/220点)
○出題形式は穴埋め(記述式 > 語群選択式)、文章記述問題です。
◑口述試験☞配点(10点/40点)
○5〜6問質問されます。(平成28年☞6問)
○試験の範囲は筆記試験と同様です。
手引 主タル用語及ビ定義等
●法の目的
☞日本船舶ハ本法ニ依リ其ノ堪航性(たんこうせい)ヲ保持シ且人命ノ安全ヲ保持スルニ必要ナル施設ヲ為スニ非ザレバ之ヲ航行ノ用ニ供スルコトヲ得ズ
(☞日本船舶は、本法によりその堪航性を保持し、かつ人命の安全を保持するに必要な施設を為さなければ、これを航行の用に供することができない。)
◯旅客船の定義について(12人を超える旅客定員を有する船舶)
◉航行区域について
☞平水区域 湖、川及び港内等の水域。
出典:中国運輸局ホームページ (http://wwwtb.mlit.go.jp/chugoku/)
☞沿海区域 おおむね日本、樺太の一部、朝鮮半島の海岸から20海里以内の水域。
出典:中国運輸局ホームページ (http://wwwtb.mlit.go.jp/chugoku/)
☞近海区域 東は東経175度、南は南緯11度、西は東経94度、北は北緯63度の線により囲まれた水域。
出典:中国運輸局ホームページ (http://wwwtb.mlit.go.jp/chugoku/)
☞遠洋区域: すべての水域。
◉満載吃水線(まんさいきっすいせん)の標示義務について
① 遠洋区域または近海区域を航行区域とする船舶。
②沿海区域を航行区域とする長さ24メートル以上の船舶。
③総トン数20トン以上の漁船。
◉検査の種類について
☞定期検査
☞中間検査
☞臨時検査
☞臨時航行検査
☞特別検査
◉船舶検査の合理化制度について
☞型式承認制度(かたしき しょうにん せいど)
☞予備検査制度等
☞製造事業場認定制度
☞整備事業場認定制度
◍総トン数20トン未満の小型船舶のうち船舶検査を管海官庁がおこなう船舶について
◎船舶検査証書に記載される航行上の条件について(※条文の漢字を使用しています。)
航行上の条件 | 航行区域(漁船については従業制限) | |
最大搭載人員 | ||
制限汽圧※ | ||
満載吃水線の位置※ | ||
航行上の条件以外 | 船種 | |
船名 | ||
船舶番号、船舶検査済み票の番号又は漁船登録番号 | ||
船籍港又は定係港 | ||
総トン数又は船舶の長さ | ||
用途 | ||
船舶所有者 | ||
有効期間 |
◯製造検査について
◯臨時航行許可証(臨時航行検査)について
◯臨時変更証について
◯船級協会について
◯船舶検査証書における最大とう載人員の区分について
◯船舶検査済票について
◯船舶検査手帳について
◯施設強制の規定の不適用について
◉国際海事機関船舶識別番号の標示について
①国際航海に従事する総トン数100トン以上の旅客船。
②国際航海に従事する総トン数300トン以上の船舶。
◉「漁船」の定義について
①もつぱら漁ろうに従事する船舶。
②漁ろうに従事する船舶であつて漁獲物の保蔵又は製造の設備を有するもの。
③もつぱら漁ろう場から漁獲物又はその加工品を運搬する船舶。
④もつぱら漁業に関する試験、調査、指導若しくは練習に従事する船舶又は漁業の取締りに従事する船舶であつて漁ろう設備を有するもの。
◯危険物船舶運送及び貯蔵規則 について
◯船舶検査申請書・書換申請書について
◯小型兼用船について
◯日本小型船舶検査機構(JCI)について
私ノ分析 得点皮算用
得点効率(獲得できる得点/労力)
★★★★☆
過去問踏襲率
★★★★☆
私ノ勉強法
◇過去問10年分。
◇筆記試験前から(少しずつでも)口述試験の過去問に取り組んでおくといいと思います。
使用書籍(参考サイト)
・国土交通省のホームページ
・地方運輸局のホームページ
・日本小型船舶検査機構(JCI)のホームページ
・法令データ提供システムを利用
・海事代理士口述試験対策問題集 /坂爪 靖氏
◇本サイトに練習問題があります。
◇条文を繰り返し読みます。(なかなか困難)☞船舶安全法は、文語体で読みにくいので、ぴゆ氏のサイトの口語体に翻訳?した条文を読むとわかりやすくてよいと思います。
◇口述試験の問題集を解きます。
参考書籍(参考サイト)
・ぴゆのブログ(海商法の邦訳)ぴゆ氏
・法令データ提供システム
・海事代理士口述試験対策問題集 坂爪 靖氏
纏メ
◐(筆記試験)過去問を完璧にすれば7割以上獲得できる思います。(すべて記述式のつもりで勉強しましょう。)
◑(口述試験)筆記試験の問題も含めて対策をすれば6割以上獲得できると思います。余力があれば筆記試験の問題も口述形式で勉強しておくと更に安心です。
◇筆記試験の過去問を一通りしてからは口述試験の過去問と並行して勉強するといいと思います。意外に力がつくし、筆記試験合格後の口述試験に有利な状態で臨めるという利点もあります。
筆記試験
目標点 十五/二十点
口述試験
参考(作者の自己採点)
平成28年筆記試験
☞レベル2まで遂行
筆記試験20/20点 口述試験10/10点
※例年との難易度比較(易)
※1.アイキャッチ画像☞出典:中国運輸局ホームページより「近海区域」を加工。
※2.記事の航行区域☞出典:中国運輸局ホームページ (http://wwwtb.mlit.go.jp/chugoku/)