概要
◐◑筆記試験と口述試験がおこなわれる科目です。
◐ 筆記試験☞配点(20点/220点)
○出題形式は穴埋め(記述)・正誤問・文章記述問題です。
◑ 口述試験☞配点(10点/40点)
○5問質問されます。(平成28年)
○試験の範囲は筆記試験と同様です。
手引き おもな用語や定義など
◉適用除外
①総トン数5トン未満の船舶
②総トン数30トン未満の漁船
③湖、川又は港のみを航行する船舶
◯定義(労働時間・給料・海員・予備船員など)について
◯船員の労働時間☞◻︎8時間以内/日◻︎基準労働期間について平均40時間以内/週
◯船舶所有者が船員に与えるべき休日☞◻︎基準労働期間について平均1日以上/週
◯基準労働期間☞船舶の航行区域、航路、その他の航海の期間及び態様に係る事項を勘案して国土交通省令で定める船舶の区分に応じて一年以下の範囲内において国土交通省令で定める期間。
◯船長の法第19条に基づく報告について(予定の航路を変更したときなど)
◯船長が船内に備え置くことが義務づけられている書類について
◯労使協定・労働協約・就業規則について
◯労働時間の限度について☞14時間/日・72時間/週
◯時間外労働に伴う割増手当の適用除外について
◯有給休暇の与え方などについて
◯書類(取扱い・保管期間など)について
◯休日付与簿・報酬支払簿について
◯懲戒の種類について(上陸禁止、戒告)
◯船舶の滅失の推定(1年)
◯船舶所有者又は船員の雇入契約の解除について
◯解雇予告について
◯送還の費用(運送賃、食費など)
◯雇入(やといいれ)契約における手続きについて
◯雇入契約の不履行(違約金など)について
◉災害補償(傷病手当・遺族手当・行方不明手当・療養手当・予後手当・障害手当・葬祭料の額及び支払い期間)について
◯未成年者や妊産婦の取り扱いについて
◯船員労務官について
◯旗国検査について
◯PSC(ポートステートコントロール)について
◯海上労働証書・臨時海上労働証書について
◯通常配置表・船内記録簿・医療報告書について
◯健康証明書について
◯船内苦情処理手続きについて
◯船内安全衛生委員会の設置について
◯船長の甲板上の指揮☞船舶が港を出入りする時や船舶が狭い水路を通過する時など
◍就業規則の記載事項について(常時10人以上の船員を使用する船舶所有者)
義務 | ①給料その他の報酬 |
②労働時間 | |
③休日及び休暇 | |
④定員 | |
任意 | ①食料並びに安全及び衛生 |
②被服及び日用品 | |
③陸上における宿泊、休養、医療及び慰安の施設 | |
④災害補償 | |
⑤失業手当、雇止手当及び退職手当 | |
⑥送還 | |
⑦教育 | |
⑧賞罰 | |
⑨その他の労働条件 |
私の分析 得点皮算用
得点効率(獲得できる得点/労力)
★★☆☆☆
過去問踏襲率
★★★☆☆
私の勉強法
◇過去問10年分。
◇筆記試験前から(少しずつ)口述試験の過去問に取り組んでおくといいと思います。
◇国土交通省等のホームページをチェック(海上労働条約の批准に伴う船員法改正など)
使用書籍(参考サイト)
・国土交通省ホームページ
・法令データ提供システムを利用
・海事代理士口述試験対策問題集 /坂爪 靖氏
◇条文に目を通します。(条文多く困難ですが‥‥)
◇口述試験の問題集を解きます。
◇本サイトに筆記試験の練習問題があります。☞間違いなくオーバーワークです。時間に余裕がある方向けです。
◇本サイトに口述試験の練習問題があります。
参考書籍(参考サイト)
・国土交通省ホームページ
・法令データ提供システム
・海事代理士口述試験対策問題集 /坂爪 靖氏
まとめ
◐(筆記試験)過去問を完璧にして取りこぼさないことが重要だと思います。出題傾向に大きな変化がなければ、それで6〜7割獲得できると思います。
◑(口述試験)過去問にはないものが数問出題されることがあります。新問は筆記試験の範囲から出題されることがあるので口述試験の過去問だけでなく筆記試験の問題も口述形式で勉強しておくといいです。また法改正もチェックしておく必要があります。個人的には、口述試験の中で一番難しい科目だと思います。
◇筆記試験の過去問を一通りしてからは口述試験の過去問と並行して勉強するといいと思います。意外に力がつくし、筆記試験合格後の口述試験に有利な状態で臨めるという利点もあります。
筆記試験
目標点 14/20点
口述試験
参考(作者の自己採点)
平成28年筆記試験
☞レベル2まで遂行
筆記試験15/20点 口述試験5/10点
※例年との難易度比較(例年並み)