スポンサーリンク
もくじ
- 1 ア行
- 1.1 アイソレーション サイン isolation sign
- 1.2 アオルティック ソノシルエット サイン aortic sonosilhouette sign
- 1.3 イレギュラー ファティ インフィルタレーション irregular fatty infiltration
- 1.4 インナーチューブ サイン inner tube sign
- 1.5 インワード ディスプレースメント オブ リバー キャプスール inward displacement of liver capsule
- 1.6 ウンブリケーション umbilication
- 1.7 エコーヂェニィク バァィル echogenic bile
- 1.8 エフエフ パターン FF(fatty-fibrotic ) pattern
- 1.9 オゥメェンタァル ケェィクス omental cakes
ア行
アイソレーション サイン isolation sign
bechi
急性虫垂炎時の虫垂周辺の虫垂間膜,腸間膜,周囲脂肪織の肥厚,大網による病変の被覆などの所見が超音波画像上,虫垂を取り囲むhigh echoな描出として病変を周囲から浮き上がらせます。
アオルティック ソノシルエット サイン aortic sonosilhouette sign
bechi
大動脈周囲のリンパ節が多数癒合して腫大し,かつそのエコーレベルが低いと,大動脈が内部にうずもれ認識できなくなります。
イレギュラー ファティ インフィルタレーション irregular fatty infiltration
bechi
脂肪肝の超音波像で、脂肪沈着の量や分布の違いにより肝内エコーがまだら状に出現する現象です。(まだら脂肪肝)。脂肪の分布が強い所ではエコーレベルが上昇するからです。
インナーチューブ サイン inner tube sign
bechi
胆道内回虫迷入症の際に、拡張した総胆管内に2本の線状高エコー像がチュ-ブ状に描出されます。これは,虫体外皮が線状エコーとして,虫体消化管が低エコーとして描出されるためです。胆道内に迷入した回虫の特徴的所見です。ドレナージカテーテルも同様の超音波像を呈します。ドレナージカテーテルも同様の超音波像を呈する場合使われることがあります。
インワード ディスプレースメント オブ リバー キャプスール inward displacement of liver capsule
bechi
肝下面に接した腫瘤の由来臓器が,肝内か肝外(右腎や右副腎など)かを判定するときに用いられます。腫瘤に接する肝被膜が肝内に圧排され内方へ偏位していれば肝外由来で,肝被膜が肝外へ突出していれば肝由来となります。後者をoutward bulging of liver capsuleと呼びます。
(☞retroperitoneal triangular fat wedge 参照)
ウンブリケーション umbilication
bechi
特に,転移性肝腫瘍の際にみられる所見で,肝辺縁に存在する腫瘍が内部の変性や壊死により,ちょうど臍状に陥凹しているように描出されます。
エコーヂェニィク バァィル echogenic bile
bechi
内部エコーを有する胆汁です。
エフエフ パターン FF(fatty-fibrotic ) pattern
bechi
慢性肝炎で、門脈壁の数の減少や画像の中央領域でエコー輝度が上昇し,近位および遠位領域でわずかに減弱する像を呈します。
(☞CL patternを参照)
オゥメェンタァル ケェィクス omental cakes
bechi
腹壁と腸管との間に描出される大網が,腹腔内播種による癌のび漫性浸潤のために帯状,板状に肥厚することです。腹壁直下にみられ高エコーと低エコーが網目状に不整に混在し,表面凹凸不整な腫瘤像を形成されます。 大網ケーキと呼ばれます。
◇腹部超音波サイン一覧
腹部超音波サイン集② カ行
腹部超音波サイン集②カ行
腹部超音波サイン集③ サ行
腹部超音波サイン集③ サ行
腹部超音波サイン集④ タ行・ナ行
腹部超音波サイン集④ タ行・ナ行
腹部超音波サイン集⑤ ハ行
腹部超音波サイン集⑤ ハ行
腹部超音波サイン集⑥ マ行・ラ行・ワ行
腹部超音波サイン集⑥マ行ラ行ワ行
腹部超音波(エコー)サイン集【臓器/疾患別】
腹部エコー(超音波)サイン集 【臓器/疾患別】
腹部エコーサイン【一問一答】(問題編)はこちら
腹部エコー(超音波)サイン【一問一答】~問題編~
シェーマ:
bechi
参考文献:
実践エコー診断 日本医師会
日本超音波検査学会 実用超音波用語集ーサイン集ー